ミステリを読む 専門書を語るブログ

「ほしいつ」です。専門書ときどき一般書の編集者で年間4~6冊出版しています。しかしここは海外ミステリが中心のブログです。

2011-03-07から1日間の記事一覧

『杉の柩』アガサ・クリスティー, 恩地三保子訳,早川書房,1940→1976

クリスティ中期の作品。エレノアという女性が裁判で有罪を追求されているプロローグではじまり、それから裁判までに至る物語が始まる。金持ちの未亡人で寝たきりのローラの姪エレノアが、その義理の甥ロディーと恋に落ちて婚約まで至りそうだった。しかしロ…