ミステリを読む 専門書を語るブログ

「ほしいつ」です。専門書ときどき一般書の編集者で年間4~6冊出版しています。しかしここは海外ミステリが中心のブログです。

2015-02-22から1日間の記事一覧

『三つ目がとおる』に似ているのが嬉しい――『舞面真面とお面の女』野崎まど,メディアワークス文庫,2010,☆☆☆

『[映]アムリタ』でデビューした野崎まど氏の第2作目の作品。新本格系のミステリで、フェアプレイを重要視してません。工学部の大学院生の男が、祖父が病床で死ぬ直前に記した遺言らしき文言の意味を解いてほしいと、叔父から依頼を受けた。その文言は「箱を…