ミステリを読む 専門書を語るブログ

「ほしいつ」です。専門書ときどき一般書の編集者で年間4~6冊出版しています。しかしここは海外ミステリが中心のブログです。

MEMO

ブックオフは専門書を増やしてほしい

workingnews.blog117.fc2.com このスレが面白かった。ブックオフはこのところ売り上げが落ちてきていると聞くと、そういえば私もブックオフに行ったものの本を購入することが少なくなりました。ようするに、ほしい本がないんですね。 私は、ブックオフではマ…

哲学書と小説(フィクション)の脳の使い方は異なるのか?

4カ月ほどブログを中断してしまいましたが、どうも哲学書を読んでしまったのが理由のようです。カントなどの哲学書を読むと、小説が読めなくなってしまいます。このブログでは哲学書をあまり取り上げていませんが、たまに読みます。これは数年前にも2カ月…

「新潮文庫nex」創刊の話

新潮文庫が新レーベル「新潮文庫nex」を立ち上げるニュースは興味深いですね。おそらくは、販売戦略としての書き下ろし文庫+イラスト付き小説なのでしょう。なんというか「ライト新潮文庫」という感じ。ニュースになったのは、用意したラインナップが豪華だ…

「劇場版 魔法少女まどかマギカ [新編] 叛逆の物語」2013

観てきました。面白かったですね。観客へのサービスがたっぷりで、上映時間が2時間あるのですが、まったく飽きることありませんでした。第2作としては完璧です。「今度は戦争だ!」というセオリーに乗っ取っていました。テレビ版を見て、もう一度同じような…

ワゴンセール

地方のブックオフで見つけた岩波文庫のワゴンセール。各200円でした。おそらく1人の読書家が亡くなったかのでしょうか。ごっそり売られてしまったのでしょうか。たくさんあったものの、私が探しているものはありませんでした。マケプレにも出てこないし、コ…

いまさらのお話

『中央公論』が2010年1月号より小説の連載が始まっていた。こういうオピニオン誌に必要なのかなと思う。これは、団塊世代以上のみを読者対象として考えるという意味なのかな? まあ、いいんだけど、もっと若い人を対象にしたオピニオン誌が欲しいな。 『本…

『相棒 Season 8』「最終話 神の憂鬱」2010年3月10日

2週間前から交通局に対し、法定速度内でもオービスが反応してしまうというスピードカメラの誤作動の訴えがあった。一方、帝都物産の屋上から、社員の早乙女が飛び降り自殺した。帝都物産は、産業スパイ対策の防犯カメラが多く設置されており、その記録から…

『相棒 Season 8』「第18話 右京、風邪をひく」2010年3月3日

竹林で65歳の西島という男の死体が埋められているのを発見された。現場周辺に西島のものらしき軍手の裏側に油性ペンによる黒い二つの点がつけられていたものが落ちていた。西島には家族も身寄りもなく孤独であり、死因は殴打によるくも膜下出血だったことか…

『相棒 Season 8』「第17話 怪しい隣人」2010年2月24日

右京は、9年前に起きた3億円現金輸送車強盗事件の関係者で元警備員の男に、関係品として押収されていたハンカチを返却しに自宅へ行った。一方、その隣の一軒家に配管工事人のつなぎを着た三人組の男たちが、窓ガラスを割って侵入し、住んでいる佐藤夫婦を…

『相棒 Season 8』「第16話 隠されていた顔」

ある日曜日、大学の農学部の倉庫でガス爆発事件が起き、心理学部の曽田准教授の焼死体が見つかった。その爆発の原因は、曽田が倉庫で煙草を吸ったとき、LPガスのボンベから漏れたガスに引火したものだった。その事件のそばを偶然通りかかっていた右京と神戸…

『相棒 Season 8』「第14話 堕ちた偶像]

ななみという少女が、夜マンションから駐車場に向かう途中に、見知らぬ男に声をかけられ、走って逃げたところ自転車にはねられ腕を骨折し入院した。少女が言うには、追いかけてきた男は政治家の江嶋代議士だという。 興味をもった右京と神戸は、そのマンショ…

『相棒 Season 8』「第13話 マジック」

右京と環はマジシャンのミスター・アキのマジックショーを見に行った。そのショーで真っ暗になる舞台上にドサッという音が響き、ライトがつくと死体が転がっていた。その死体は、アキの弟子の澤田という男で、掌に三本の切り傷があった。そのマジックは瞬間…

『相棒 Season 8』「第12話 SPY」

最近の低調さ、私自身の忙しさからハードディスクに入れっぱなしだったのですが、それを片づける意味で連続の視聴です。今日も放送されていたし…。 青山という女が神社で絞殺されて発見された。青山の携帯電話の最後の履歴が神戸だったことから神戸が任意同…

『相棒 Season 8』「第11話 願い」

青空警察署の受付をしていた特命係の二人は、電池式の古い盗聴器が仕掛けられたという訴えを聞く。その住所は1994年に田島遙という少女が失踪した事件が起こった家だったことを思い出した右京は盗聴器が仕掛けられていたという事実から興味をもって迷宮入り…

『相棒 Season 8』「第10話 特命係、西へ!死体が握っていた数字と、消えた幻の茶器の謎…」

高村と言う男が、1547など番号が羅列している破れた紙切れを持って、歩道橋から転落死をした。窃盗犯による強盗殺人として捜査された。右京好みの事件だとして特命係が捜査を始めた。右京は紙切れから、高村は歴史好きで千利休に詳しいのではないか、それが…

『相棒 Season 8』「第9話 仮釈放」

何でもやるのが特命係――法務省からの依頼で、仮釈放で出所してから一日で免許証の再交付を受けて、レンタカーを借りて、そのまま行方をくらました山部という男の捜索を行った。山部の更生保護施設に残された私物には、仮釈放許可決定書や海外移住マニュアル…

『相棒 Season 8』「第8話 消えた乗客」

ある夜に仕事で車を走らせていた右京と神戸は、路肩に運転手も乗客もいない路線バスが停車していたことに不審に感じたため、中に入ってみると、バスの床には出血のあとがあった。警察を呼び捜査を始める。バスには、4名の乗客のものと思われる持ち物と「カミ…

『相棒 Season 8』「第7話 鶏と牛刀」

社会年金事務所の徴収課に勤める藤石という男が、ホテルの窓枠ごと外して、飛び降り自殺をした。藤石が警視庁の捜査二課の刑事の名刺を持っていたことが気になる右京は、鑑識課の米沢に事件の概要を伺うと、藤石の頭部と服にホテルの窓とは違うガラスの破片…

『相棒 Season 8』「第6話 フェンスの町で」

ある郵便局が単独で襲撃され強盗された。警察は、犯人のスムーズな行動に専門的な訓練を受けた者と判断した。しかし、犯行後すぐに設置した検問に引っかからなかったことから、犯人が逃げ込んだところは「フェンス」、つまり米軍基地の向こうと思われ捜査は…

『相棒 Season 8』「第5話 背信の徒花」

ローカル電車の市販されたビデオに偶然映っていた男は、右京には見覚えのある男だった。5年前の9月16日に失踪し霞ヶ関のビルから飛び降り自殺した国土建設省の官僚の三島晃だったのである。三島は何故間宮駅に赴いたのか、そして何故翌日に自殺したのか?…

『相棒 Season 8』第4話「錯覚の殺人」

錯覚の研究の第一人者である大学教授の好田は、ロックバンドのセットの搬入会社に紛れて、テレビ局に侵入し、総務部に勤める山名と無人のスタジオで落ち合い、山名を階段から突き落とし殺した。その後急遽戻って、11時30分にテレビ番組収録に入った。 偶然、…

『相棒 Season 8』「第3話 ミス・グリーンの秘密」

マンションの一室で野村寛という若い男が鉄パイプで頭部を撲殺された。野村は麻薬密売人の池上という男ともめているのを目撃されていたので、そのためかと思われた。たまたま、そのマンションのベランダにスズランの花の模様のオルゴールが捨ててあったこと…

 『相棒 Season 8』「第2話 さよなら、バードランド」

山奥の温泉旅館の一室で広田という男が撲殺された。広田は、20年前から行われている大学時代のジャズ研の3年に一度の集まりに参加し、旅館の一室で仕事をしていたところ背後から殴られたのである。偶然、特命係の二人はその旅館に宿泊しており、捜査を始め…

 『相棒 Season 8』「第1話 カナリアの娘」

いよいよ「相棒」のシーズン8が始まりました。シーズン7のレベルがあまり良くなかったので、今シーズンには期待したいものです。 ロンドン帰りの右京を迎えた神戸は、成田空港からの帰りに、警視庁を表示している白バイが自動車を止めて職務質問をしている…

 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』 総監督・庵野秀明、2009

『エヴァ』の第2作目を都心からちょっと離れたシネコンで見てきました。いやー、参りましたね、傑作といってよいのではないでしょうか。アバンから最後の予告まで一瞬も見逃すことができない作画とストーリーでした。 この映画は、絶対ネタをまったく知らな…

 『相棒 Season 7』「最終話 特命」

ある村の山小屋で、死体の周りで話し合う3人の男たちが「事故に見せかければ…」と相談していた――。 警視庁警察本部特命係に神戸尊というキャリア官僚が着任した。右京は出勤していないため、右京を探す神戸は、奥多摩の馬頭刈(まずかり)村へ行ったと米沢…

『相棒 Season 7』「第18話 悪意の行方」

右京と元特命課の陣川は、ある夜別々に何者かに襲撃を受け、気を失い、目を覚ますと川の貨物船の中に監禁され閉じこめられていた。2人はそばにあった発煙筒をたいて助けを求め、警察の通報を受けて救出された。監禁場所のそばには携帯電話と移動に使用した…

『相棒 Season 7』「第17話 天才たちの最期」

小さな出版社の若い女性の編集者の若い女性である瑛子が、自殺した大学生の安原は自殺ではないと警視庁に訴えってきた。捜査一課は彼女を杉下右京に押しつけ、話を聞くことになった。 安原が自殺したと判断されたのは、東都芸術大学に通う天才詩人といわれた…

 人に気を遣いすぎるということ

今日『SPA!』を立ち読みしていましたら、小田島隆氏が『浦和レッズ敗戦記』を紹介しており、昨年のチームを「人に気を遣いすぎてしまった」というニュアンスのことを記していた。気を遣いすぎて、福田の言うコミュニケーションがなくなってしまったというこ…

 『相棒 Season 7』「第16話 髪を切られた女」

捜査一課の芹沢の高校時代の友人の三村奈津子が浴室で溺死して発見された。三村の髪の毛が一房切り取られていたことから、埼玉で起こった「髪切り連続殺人事件」を想起させた芹沢は右京に関連性を相談する。 事件当日、三村は映画監督の川島敏夫と会っていた…