ミステリを読む 専門書を語るブログ

「ほしいつ」です。専門書ときどき一般書の編集者で年間4~6冊出版しています。しかしここは海外ミステリが中心のブログです。

『狼と香辛料』支倉凍砂,メディアワークス,2006-02(○−)

狼と香辛料 (電撃文庫)

狼と香辛料 (電撃文庫)

そんなわけで,『このライトノベルがすごい!2007』で第一位の作品を読みました。これを読み始めるまで忘れていましたね,わたしはファンタジー音痴だということを。舞台は明らかにされていないのですが,町から町へ商売をモノを運んで商売をしている行商人ロレンスが主人公。ある町から出発したとき,その町の豊穣の狼神ホロに北へ連れて行ってくれと頼まれる,というのが始まり。でもまあ,大賞・金賞・銀賞のなかの銀賞の作品です。主人公にもホロにも魅力をあまり感じませんでした。