ミステリを読む 専門書を語るブログ

「ほしいつ」です。専門書ときどき一般書の編集者で年間4~6冊出版しています。しかしここは海外ミステリが中心のブログです。

『涼宮ハルヒの暴走』谷川流,角川書店,2004(○)

涼宮ハルヒの暴走 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの暴走 (角川スニーカー文庫)

中短編「エンドレスナイト」「射手座の日」「雪山症候群」の3編掲載。「エンドレスナイト」は夏休みの楽しき日々を描いたモノ。「射手座の日」は,アニメの1エピソードにもなったモノ。コンピ(ューター)研(究会)とのゲームでの対決。「雪山症候群」はスキーに遊びに行って遭難?したお話。まあ,学園物語です。
このシリーズの魅力って,ハルヒのような不思議ちゃんに振り回されるキョンのような男の子に協会しているとしている人がいますが,そうなんですかね? それも魅力の一つでしょう。でも,そんな作品他にもありますし。
エヴァ』の場合は,結局はエロかった,エロをうまく表現していたことが他のよくできたSFロボット作品との魅力の大いなる違いだったと思うんです。もちろん,監督の庵野氏のプライベートフィルムをすごさというのもありました。
けど,『ハルヒ』にはエロの要素がほとんど見られないんですよねえ。実にエロくない。それでいながら面白い。そこが凄いですね。でも,ある人々にとっては,エロいんですかねえ?