- 作者: 司馬遼太郎
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1999/01/10
- メディア: 文庫
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まあ,退屈で退屈でしょうがないんですが,必死こいて読み続けました。第三巻に引き続き,日露戦争についてでした。
しかしまあ,旅順攻撃における日本軍と言うより,乃木希典と伊地知幸介の無能ぶりには,現在の東京ヴェルディを思い起こさせますなあ。または,ドイツワールドカップ前のジーコジャパンですか。
どうして,来ると分かっている不幸を避けるすべはないのでしょうか。改めて考えてみますと,どれにも,誰かしらの面子をつぶさないようにしているところが共通していますね。それならば,面子をつぶさず回避することを考えるか,あるいは面子をつぶすことを恐れないようにするか,どちらかなのでしょう。