ミステリを読む 専門書を語るブログ

「ほしいつ」です。専門書ときどき一般書の編集者で年間4~6冊出版しています。しかしここは海外ミステリが中心のブログです。

詰まらない新書2冊

 新書を2冊読みましたが,あまり面白くありませんでした…。こういうのって紹介するべきかどうか難しいですね。

 編集者の苦悩もわかるんですよね。原稿依頼って,一か八かの側面がありますから,依頼して受け取った原稿がつまらなかったとき,「どうしようか…」と困って「どうすれば面白くなるかな」と考える。著者との関係性もありますけど,意見が言えない場合があったり,言っても分かってくれなかった場合があったり。結局は,いろいろ細工を施したあげく,「自分は面白くないけど,面白いっていう人はいるはず」と出版してしまう。そんなことが,つい最近,私にもありました。でも,増刷になったからいいか…。

 その編集者の苦悩が見えるのですよ…。