ミステリを読む 専門書を語るブログ

「ほしいつ」です。専門書ときどき一般書の編集者で年間4~6冊出版しています。しかしここは海外ミステリが中心のブログです。

 『キャラクターメーカー―6つの理論とワークショップで学ぶ「つくり方」』大塚英志、アスキー・メディアワークス、2008(○+)

■キャラクターと物語を結びつける

 『物語の体操―みるみる小説が書ける6つのレッスン』『キャラクター小説の作り方』などに引き続く、大塚英志氏による物語作製マニュアル本。小説というよりは物語なのがミソ。ワークショップで疑似体験できるように説明されており、非常に興味深く読みました。すべてとはいえませんが、少なくとも、そのなかの方法論の一つとして成立しているかと思います(それは大塚氏も十分理解しきっていることです)。