『チーム・バチスタの栄光』の著者が書く新たな死亡診断システムを提唱しています。発売当時、さまざまな新聞・雑誌などでインタビューを受けていましたね。それだけ、社会問題として取り上げやすいテーマでありますし、現在の診断システムの惨さが際だっていると言うことでしょう。
- 作者: 海堂尊
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/11/21
- メディア: 新書
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とはいうものの、日本の遺体解剖率は2%で、残りの98%は体の表面を観察するだけの死亡診断が下されているということ、その原因を解説しているところなど、まあ当たり前といえば当たり前のことですが、興味深いものでした。後半から、著者は画像診断を駆使した「死亡時画像病理診断(Ai)」の解説をしていっています。時折、医師よりの考え方の代表なんだなと感じます。