ついにはまってしまいました。『このライトノベルがすごい!』で上位につけていたので、タイトルぐらいは知っていたのですが、たまたま深夜のアニメを見たら妙に面白くて、2ちゃんのアニメ版のスレを読んだところ、原作未読者には好評だけど原作既読者はアニメの内容に不満をもち、かつ今後のネタバレがあまりにも多く、「いったい、ばかちーって誰?」状態だったので、あまりにも悔しくて、そんなんで知るぐらいなら原作を読むかと、池袋のジュンク堂に行ったら1巻と2巻がないので、自宅近所の本屋でカミさんに購入をしてきてもらいました。
そしてまあ、一気読み。次々と手を出して9巻までいってしまいました。キャラの可愛さ、切なさがとてもよく、とにかく途中でやめると、あの謎めいた行動や台詞の真相が気になって気になってしょうがない。
アニメも面白い。でも、原作を読んだ後では、あまりにもはしょり方にMOTTAINAI気分にさせられます。先日放送された6話なんて、あれじゃあ、ストーリーがつかめないじゃないのと思いますね。もっと丁寧にエピソードを拾って欲しいなあなんて。
とにかく引きが強い。振りが強い。先が気になって気になって読まずにはいられなくなってしまいました。ストーリーそのものが面白く、しかし、変だと感じる。そういう設定やエピソードが多い。そして、その部分が見事に説明され回収されるのです。
「超弩級ラブコメ」とうたっていますが、後半はラブコメではないですね。5巻ぐらいから、すべての登場人物が切なくて、泣きたくなってしょうがなかったです。ああ、この歳になって、このようなどっぷりハマる作品が現れるなんて。恥ずかしいですけど、まあしょうがないですね。
あと、5巻以降もアニメ化するのでしょうから、その時の2ちゃんのアニメスレがどんな崩壊の仕方をするかwktkですね。本当に鬱になりますもんね。7巻以降なんて泣きっぱなしですし。でも、アニメは心理は抑えられて、行動を描きますから、原作ほど暗くならないかもしれませんね。おそらくは、ハルヒ以来の話題になる作品になると思う。この展開きついもん。
みのりんは、ひょっとしたら、1巻の冒頭の時点で、北村から情報を得て、竜児に好意を寄せていたのかもしれないなあ。好きというのではなく、いい人だなと感じるくらい。だから大河より前といえるかも。だからこそ、竜児のことを好きになったかもしれない。――というような、妄想をいくらでも持つことができる良作です。
- 作者: 竹宮ゆゆこ,ヤス
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2008/10/10
- メディア: 文庫
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