ミステリを読む 専門書を語るブログ

「ほしいつ」です。専門書ときどき一般書の編集者で年間4~6冊出版しています。しかしここは海外ミステリが中心のブログです。

 『相棒 Season 7』「第16話 髪を切られた女」

 捜査一課の芹沢の高校時代の友人の三村奈津子が浴室で溺死して発見された。三村の髪の毛が一房切り取られていたことから、埼玉で起こった「髪切り連続殺人事件」を想起させた芹沢は右京に関連性を相談する。

 事件当日、三村は映画監督の川島敏夫と会っていた。三村は脚本家志望で印刷所で映画台本の印刷制作をしていたところから知り合ったらしい。

 川島は文化庁助成金など資金を集めて、新作映画を撮っていた。三村の死んだ日の川島のアリバイを聞いたところ、ゴールデン街のバーにいたというが、川島のボトルは開けられていなかったこと、新作映画の台本を見たところ、過去の川島の台本の書き方とは異なり、三村の描き方に似ていたことなどから、川島を問いつめたところ、三村と共同脚本のようなもので、共同脚本家として訴えたが、三村が自ら拒否したという。はたして川島が犯人なのか?

 筋書きは、事故隠蔽のために映画スタッフが作り上げた事件という。☆☆☆ということころ。