昼休みに隣の駅の大型書店で購入です。公式では10日発売ですが、2ちゃんをみると関東近郊では本日発売みたいですね。なんか微妙なカバーイラストですが、こういう内容に関係なくキャラを一人配したイラストデザインは著者の意向が強いのかな? 最終巻まで変化なしで、統一感があって、これはこれで良いものです。
さて、あの9巻のラストの内容をどのように一巻だけでまとめるのか興味深々だったのですが、まあ上手くまとめましたねえ。なんと冒頭から9巻ラストの重々しさがなく、竹宮流のドタバタコメディになっていて、とんでもないラストというわけでもなく、きちんと着陸していました。☆☆☆☆★で、まんぞくまんぞくです。2人のいちゃつきぶりが安心感どころか、ちょっと恥ずかしくもなりつつも、まあつきあい始めってこんなもんだもんなあ、とも思ったり。
著者の竹宮さんは、今後おそらくライトノベルをずっと書き続けるのでしょうね。巻末エッセイも、ものすごくサービス精神旺盛で面白いので、一冊エッセイ集を読んでみたいですね。たぶん処女エッセイ集は室井滋のような傑作になると思う。読者対象を竹宮さんと同じ女性に絞れば、うまく時代とシンクロすればベストセラーになるような気がします。もうどこかオファーしているでしょうね。
さあて、この次は『田村くん』だな。
- 作者: 竹宮ゆゆこ,ヤス
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2009/03/10
- メディア: 文庫
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