ミステリを読む 専門書を語るブログ

「ほしいつ」です。専門書ときどき一般書の編集者で年間4~6冊出版しています。しかしここは海外ミステリが中心のブログです。

 『パチンコの経済学』佐藤 仁、東洋経済新報社、2007

 パチンコビジネスについて書かれた本。著者はダイナムという大手ホール企業に14年間勤務していた元業界内の人。内容については、ネットなどでパチンコについて、常時情報収集している人ならば、だいたいが知っていることですが、まったくパチンコ産業について知らない人にとっては、コンパクトに知識を得るのに便利といえます。私にとっては、ネット・雑誌など噂で語られていることが、たいがい正しいんだなと感じました。でも、もっと、負の情報――この業界が危機に陥っているというような――があってもよいと思いますね。

 本書には、パチンコ関係のブログが多いとありましたが、そうなんですね。知らなかったです。以前、調べたことがあることはあるのですが、面白いブログがあまりなくて、ひとつだけ定期的に読むのみになってしまいました。が、それも最近まったく読んでいません。やっぱりねえ、収支なんてハッキリと書けませんしねえ。しょうがないかな。

 で、ここんところ、ほとんどパチンコはやっておりません。まあ普通のまったくパチンコをしない人よりはしているのですが。けど、興味のある新台がでると一回まわして終わりですね。だって、まったく回らないんですもの。もう、パチ業界はダメだな、というよりは、膨張しすぎたパイが縮小され、適正なパイになっていく過程にあるんじゃないですかね。どう考えても、価格の高い新台→高コスト→客からの回収→客離れという、負のスパイラルに陥っているとしか思えないんです。

 まあ、それで久々にやったのが「CR新世紀エヴァンゲリオン〜最後のシ者」であります。登場したのが、4月6日ですから、本日で12日過ぎており、行った回数5回。それで4勝1敗ですから、かなりの勝率。その負けも、一旦出して、それが飲み込まれたものだから、それ程の損失もなし。プラス二桁超えてます。これも、これから釘を締めてしまうでしょうから、終わりでしょう。

 これらは、すべて夕方7時以降の空き台での結果で、そのうち3回はすべてラストまで続きました。覚醒モード、前回転、リーチアクションなど、ほとんどの役モノを経験したから、もうやらなくてもいいか、という感じですね。これで釘を締めたらやめる、というところです。けど、「使徒、再び」のときは、夕方でも、なかなか台が取れなかったのに、「シ者」ではすぐに取れてしまうというのは、不景気で客が少なくなっているんですかねえ。それとも、「シ者」のスペックが悪いせいなんですかねえ。

パチンコの経済学

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