1980年代のマンガ界の状況が追体験できる島本版マンガ道。高橋留美子に始まるマンガ界の変化がよく読み取れます。そう、たぶん、高橋留美子から始まったと思うんだよなあ。あの真っ暗な内容の『サンデー』と男性性の役割の変化が。『めぞん一刻』の連載開始の受け止め方も、おそらくは本書の通りだったと思います。
- 作者: 島本和彦
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/05/11
- メディア: コミック
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というわけで、『ヤングサンデー』なきあと、小学館が新創刊した月刊のマンガ雑誌。連載ラインナップはよいとは思うけど、何といったらよいか、誰を対象にしているかハッキリしていないような気がします。たぶん、オタクじゃないんでしょうね。『月刊少年マガジン』のように、物語あふれたマンガを並べてほしいものです。
私のような旧世代には、絵柄もコマの置き方も、変形しているものばかりで読みづらいです。もう少し、スクエアなマンガがいいなあ。そういう意味で『あずまんが大王』はいいですね。そういえば、ながいけんは期待したのに「描けたところまで」にはガッカリですよ。
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/05/12
- メディア: 雑誌
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