ミステリを読む 専門書を語るブログ

「ほしいつ」です。専門書ときどき一般書の編集者で年間4~6冊出版しています。しかしここは海外ミステリが中心のブログです。

 『空気の読み方――「できるヤツ」と言わせる「取材力」講座』 神足裕司、小学館、2008

 小学館101新書の創刊8番目。

 新書などのシリーズの場合、書店において、お客の目に付く場所に置いてもらったり、差しでもいいから長く置いてもらいたいものです。そのためには、そのシリーズの書店に置いてもらうスペースをとらなくてはなりません。

 それには、一冊ずつ、単発で発行するのではなく、毎月複数の書籍を発行したほうがよいというアドバイスを書店や取次や営業から受けます。

 でも、なかなか、そうは良いテーマ・内容の書籍は発行できないんですよね…。数だけ間に合わせた書籍はあまり作りたくないものです。

 本書がそういう本ではありませんが、タイトルだけが仰々しく、もっと初心者・入門書向けであることをアピールしたほうがよかったのではないでしょうか。そのほうが読者数は多いのですから。