ミステリを読む 専門書を語るブログ

「ほしいつ」です。専門書ときどき一般書の編集者で年間4~6冊出版しています。しかしここは海外ミステリが中心のブログです。

 『相棒 Season 8』「第1話 カナリアの娘」

 いよいよ「相棒」のシーズン8が始まりました。シーズン7のレベルがあまり良くなかったので、今シーズンには期待したいものです。

 ロンドン帰りの右京を迎えた神戸は、成田空港からの帰りに、警視庁を表示している白バイが自動車を止めて職務質問をしているところを偶然見かけた。二人は白バイを追いかけたもののサービスエリアで消えてしまった。不審をもった右京はナンバーで調査したところ、白バイのナンバーは偽造だったので、職務質問を受けていた自動車の持ち主の自宅に行くと、死んでから長時間を経た遺体を発見したのである。

 一方、その自動車を運転していた男は、過激派テロリストの赤いカナリアの幹部の本多であり、本多は一人娘を人質に破壊活動に協力するようテロリストに強要されたために、30年ぶりに帰国したのである。本多は古い友人の警視庁官房長官の小野田に連絡をとって、助けてもらうように依頼する。小野田は、小野田は娘の安全を確保するよう特命課の二人に命じるのだが、本多の娘は誘拐されてしまった。

 このあと、警察は殺人犯を追うように指示、本多は公安警察が追うことになるなど、入り乱れるのですが、謎解きミステリ要素も薄く、親子ものの趣もあるのですが、ちょっと滑り気味。殺人犯はどちらなのか、という推理的要素が入るのかと思ったんですけどねえ。初回なのに。☆☆★といったところです。