ミステリを読む 専門書を語るブログ

「ほしいつ」です。専門書ときどき一般書の編集者で年間4~6冊出版しています。しかしここは海外ミステリが中心のブログです。

『とらドラ! 3巻』『青い花 5巻』

 アニメ放送で知ったマンガ2作。しかし今期は面白いアニメがないなあ。まあ見てはいるのですが……。

■『とらドラ! 3巻』竹宮ゆゆこ, 絶叫, アスキー・メディアワークス, 2010/01
 1年ぶりの新刊。いったい何時終わるんでしょう? 10年はかかりますねえ。原作通りの展開を希望したいのですが、はしょることになるのでしょう。この巻は小説の第2巻の後半を扱っていますが、みごとに大河・北村・竜児で亜美をつけるところを省略したのは残念です。そここそを期待していたのですが……。
 このマンガ版『とらドラ!』の大河は、本当に表情が豊かでいいですね(ところどころ、やりすぎなんじゃと感じるところもあるけどご愛敬)。亜美が竜児をからかっているところの表情がアニメではあまり表現されていなかったようでしたが、マンガ版はそれが素晴らしく、亜美がからかっている理由付けに説得力があります。
 次は1年後か……。まあ、年に3冊以上だと多いなあと感じる私にとっては、いいかも。

とらドラ! 3 (電撃コミックス)

とらドラ! 3 (電撃コミックス)

■『青い花 5巻』志村貴子太田出版,2010/02
 面白い。主人公二人をどのようにしてくっつけるのか、くっつけないのか、どうするんでしょう? ミス・マープルのネタは嬉しい(しかし、なにも説明しないけどいいのだろうか?)。ふみちゃんは読書好きなのだから、もうちょっと、こんな本ネタが欲しいですね。ただオープニングのカラー2頁がなくなったのが残念。

 志村さんの人物が歩いている姿が好きだなあ。150頁のあーちゃんとか。

青い花 5巻 (F×COMICS)

青い花 5巻 (F×COMICS)