ミステリを読む 専門書を語るブログ

「ほしいつ」です。専門書ときどき一般書の編集者で年間4~6冊出版しています。しかしここは海外ミステリが中心のブログです。

『のだめカンタービレ 24巻』『バクマン。 8巻』

■『のだめカンタービレ 24巻』二ノ宮知子講談社,2010/04

 日本のRSオーケストラでオペラを開催する番外編ですが、本編より面白いです。エンタメの仕掛けがうまく機能しています(このあたり、嫌な人はいるだろうなあ)。最近、最初のから読み返したところ、やはり千秋にコンプレックスがあったから日本編が面白いのかなと思っていましたが、本巻を見ると峰など立っている脇役キャラが数名いることもその要因ですね。

のだめカンタービレ(24) (KC KISS)

のだめカンタービレ(24) (KC KISS)

■『バクマン。 8巻』小畑健, 大場つぐみ集英社,2010/04

 サイコーとシュージンが第2連載を獲得するために、赤丸で短編ギャグマンガを発表し、連載会議にかけられたところまでの話。それに並行して、岩瀬や蒼樹などのライバルor友人が絡み、さらに毎回にそれぞれテーマが提示されていて非常に面白い。キャラの掘り下げのため、あの中井さえも「こいつバカだなあ……だけどいいヤツだよな」と愛おしく感じてしまうほどです。

バクマン。 8 (ジャンプコミックス)

バクマン。 8 (ジャンプコミックス)