ミステリを読む 専門書を語るブログ

「ほしいつ」です。専門書ときどき一般書の編集者で年間4~6冊出版しています。しかしここは海外ミステリが中心のブログです。

『ポアロ登場』アガサ・クリスティー, 小倉多加志訳、早川書房、1923→2004

 こころが疲れてしまい、それを癒すため、端正な短編推理劇を毎日就寝前に一編ずつ読みました。トリックとして一人二役ネタが多く使われています。それでも、短編なので、疑う時間がもてず結構騙されてしまいます。

 収録作は以下の14編。「〈西部の星〉盗難事件」「マースドン荘の惨劇」「安アパート事件」「猟人荘の怪事件」「百万ドル債権盗難事件」「エジプト墳墓の謎」「グランド・メトロポリタンの宝石事件」「総理大臣の失踪」「ダヴンハイム失踪事件」「イタリア貴族殺人事件」「謎の遺言書」「ヴェールをかけた女」「消えた廃坑」「チョコレートの箱」

ポアロ登場 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

ポアロ登場 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)