ミステリを読む 専門書を語るブログ

「ほしいつ」です。専門書ときどき一般書の編集者で年間4~6冊出版しています。しかしここは海外ミステリが中心のブログです。

『ノンストップ!』サイモン・カーニック, 佐藤耕士訳,文藝春秋,2010

 書評でタイトル通りまさにノンストップの展開で面白いと評判がよかったので、珍しく新刊を購入。

 IT企業の営業マンのトム・メロンは、土曜日の午後3時に高校時代の友人のジャック・カリーから電話を受け取った。「助けてくれ」と言ったあと、何者かに襲われて、トムの住所を白状したところでジャックが殺されたらしい悲鳴を聞いた。誰かがトムを襲いたがっているらしい。トムはすぐさま逃げたのだが……。

 結論からいいますと、冒頭から中途まではノンストップだったものの、エンディングが少し軽かったかなという感じ。☆☆☆★というところ。それにしても、使用されている自動車がヒュンダイ製ばかりで、昔クーンツを読んだときトヨタ製ばかりだったころを思い出しました……。

ノンストップ! (文春文庫)

ノンストップ! (文春文庫)