脚本家・橋本忍氏の『羅生門』『生きる』『七人の侍』などについて、黒澤明との共同脚本はどのように書かれたかを記した自叙伝。
私は黒澤明についての評論をほとんど読んでいないので無知なのですが、なぜ、『羅生門』『生きる』のような一種文芸的な作品から『用心棒』『天国と地獄』のようなエンタメに移ることができたのか不思議だったのです。普通は逆ですよね。本書を読んで、その謎の一部分が解けたように思います。
- 作者: 橋本忍
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2010/03
- メディア: 文庫
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