ミステリを読む 専門書を語るブログ

「ほしいつ」です。専門書ときどき一般書の編集者で年間4~6冊出版しています。しかしここは海外ミステリが中心のブログです。

『仕事道楽―スタジオジブリの現場』鈴木敏夫,岩波書店,2008

 スタジオジブリのプロデューサーの鈴木敏夫氏のジブリが設立した経緯と現在までの過程を自らの仕事と重ね合わせて、語り下ろしたもの。宮崎氏・高畑氏との出会いとちょっとしたジブリの歴史、『アニメージュ』編集長の尾形氏、徳間書店社長の徳間氏のことを含む鈴木氏のちょっとした自叙伝、そしてちょっとしたビジネス書とも読むことができます。

 あまりにもよいお話が多すぎて、他にもサイドストーリー、いやダークストーリーがたくさんあるのでは、そしてそれが読みたいですねえ。なぜ、鈴木氏は宮崎・高畑両人を選んだのか? ほかのアニメ関係者とも交流がたくさんあっただろうに。

仕事道楽―スタジオジブリの現場 (岩波新書)

仕事道楽―スタジオジブリの現場 (岩波新書)