ミステリを読む 専門書を語るブログ

「ほしいつ」です。専門書ときどき一般書の編集者で年間4~6冊出版しています。しかしここは海外ミステリが中心のブログです。

『トラブルなう』久田将義、ミリオン出版、2011

 著者は、あの『実話ナックルズ』元編集長。私は『実話ナックルズ』をほとんど読んでいないのですが、まあ編集者のトラブルへの対応方法を知りたい思って購入。「はじめに」に著者の言葉として「編集者とは恫喝、脅迫、恐喝、暴力、拉致、などに耐えうる者のことである。」と記しています。そのとおりに本書では、「ヤクザから、政治家から、企業から、エセ同和、チンピラ、文化人から」のクレームがどのようなものだったか、どのように対応に対応したのか、どのような結果だったのか、を軽い筆致で書かれています。わかったことは、クレームにはそれぞれのケースごとに異なるものであり、自らの信念をもって対処しなくてはならない、ということでした。私も、最近クレームを受けましたから……。 

トラブルなう (ナックルズ選書)

トラブルなう (ナックルズ選書)