スティーヴン・キングが絶賛したサスペンス・ミステリ。サイコパスものの先駆けといってよいのでしょうか? スーパーナチュラル的な要素はなく、異常なエピソードがじわじわと重ねられ、読者の心が締めつけられます。
主人公の男の隣の家に両親を交通事故で失った美少女が引き取られた。隣の家には、母親ルースと息子3人が暮らしていた。主人公は、その少女メグからルースに嫌われていると訴えるが、誰も気にすることがない。ルースの嫌がらせは次第にエスカレートしていった……。
とにかく哀しく異常な物語で、今ではこれに類する物語がネット上にあふれかえっているのですが、作者の淡々とした描写は本を置くようにさせてくれません。しかし私にはあまり合わなかったので、☆☆☆★といったところです。
- 作者: ジャックケッチャム,Jack Ketchum,金子浩
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 1998/07
- メディア: 文庫
- 購入: 66人 クリック: 960回
- この商品を含むブログ (245件) を見る