ミステリを読む 専門書を語るブログ

「ほしいつ」です。専門書ときどき一般書の編集者で年間4~6冊出版しています。しかしここは海外ミステリが中心のブログです。

『できそこないの男たち』福岡伸一,光文社新書,2008.

 福岡伸一氏の科学ノンフィクション。精子から遺伝子レベルまでの発見を通して、生物がメスからオスに変化したプロセスを述べた書。高校時代の生物の授業を思い出しました。タイトルは、生物のデフォルトの性別は女であり、男は一つの遺伝子によって生物的に変形させられたというところから来ています。最初は列伝と思いきや、ラストはそれらが絡まってエンディングを迎えます。非常に面白いです。

できそこないの男たち (光文社新書)

できそこないの男たち (光文社新書)