ミステリを読む 専門書を語るブログ

「ほしいつ」です。専門書ときどき一般書の編集者で年間4~6冊出版しています。しかしここは海外ミステリが中心のブログです。

『盤上の夜』宮内悠介,東京創元社,2012

 表題作の短編「盤上の夜」で第1回創元SF短編賞山田正紀賞受賞、それに加えて「人間の王」「清められた卓」「象を飛ばした王子」「千年の虚空」「原爆の局」の5短編を加えて短編集としたものが本書。本書で第147回直木賞候補、第33回日本SF大賞(これは「盤上の夜」を対象としたもの?)を受賞と高い評価を受けたもの。それぞれ囲碁、チェッカー、麻雀、古代チェス、将棋などテーブルゲームを巡る物語ですが、わたしには荷が重く面白さがよくわかりませんでした。

盤上の夜 (創元日本SF叢書)

盤上の夜 (創元日本SF叢書)