ミステリを読む 専門書を語るブログ

「ほしいつ」です。専門書ときどき一般書の編集者で年間4~6冊出版しています。しかしここは海外ミステリが中心のブログです。

『赤めだか』立川談春,扶桑社文庫,2008,2015

 立川談春氏の自らの入門から真打ちまでの修業時代についてのエッセイ集。とにかく語り口がうまく、するする読むことができる。すぐれた作品がそうであるように、エッセイ、青春小説、業界小説、師匠と弟子の小説など、さまざまな視点で読むことができる。タイトルも読み終わってみれば秀逸。できれば、立川ボーイズ時代のことが1章分欲しかったな。

赤めだか (扶桑社文庫)

赤めだか (扶桑社文庫)