NHKの番組で評判になったハーバード大学の講義の教授であるサンデル氏のベストセラーになった哲学書。番組を文字起こしした書籍だと思っていたので、リアルタイムでは手に取らなかったのですが、やたらブックオフに置かれたいるので(表紙が目立つ)、手に取ったところ、カントのところが目にとまりました。それで初めて講演をまとめたものではない、しかもかなり難しい内容なんだと認識しました。
哲学というものは、いま現在、もっともベストな考えは何か、行動は何か、制度は何か、というものを、現在の時点で知りうる知識を総動員して判断することではないかと思う。だから、その知識がアップデートされると、そのベストも更新されるというか、変化する。また、状況によっても変わる。カントはそういうことを言っているように思うのだけど、どうでしょうか?
これからの「正義」の話をしよう (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
- 作者: マイケルサンデル,鬼澤忍
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2011/11/25
- メディア: 文庫
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