ルヘインの新作ですが評判が良いようで、若い女性を主役にしていて、いわゆるロマンス小説風サスペンスミステリなのだろうか。あまりこういうのを読んだことがないからわからん、と思いつつ、『そしてミランダを殺す』と同じ雰囲気をもっている。このようなミステリが流行りなのか。そして何故だかわからないけど、わたしには相性がよくないらしい。
第1部は失踪を探すストーリーでクックのような感じがして(そういえばクックの新作はもう出ないのだろうか?)、私には良かったのだけど、第2部、第3部となっていくにつれて、2回ほど「えっ? なにこれ?」と驚いたところはあったものの、無理な展開のため、第1部との関係はどうなっているのと思って、すべっているように感じてしまった。だた今どきアメリカで二重生活ができるのかという驚きはあった。というわけで、☆☆☆★というところです。
- 作者: デニス・ルヘイン,加賀山卓朗
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2018/07/05
- メディア: 新書
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