ミステリを読む 専門書を語るブログ

「ほしいつ」です。専門書ときどき一般書の編集者で年間4~6冊出版しています。しかしここは海外ミステリが中心のブログです。

2010-08-29から1日間の記事一覧

『血の痕跡』スティーヴン・グリーンリーフ, 黒原敏行訳,早川書房,1992→1994

私立探偵ジョン・タナー・シリーズ第8作目の作品。前作が、謎解きが凝っていて評価が高かった『匿名原稿』。本書も読み終えてみると、ハードボイルド小説というよりも私立探偵小説の要素と謎解きミステリの要素が上手く複合しており、なかなかのお勧めです…