ミステリを読む 専門書を語るブログ

「ほしいつ」です。専門書ときどき一般書の編集者で年間4~6冊出版しています。しかしここは海外ミステリが中心のブログです。

2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『硝子のハンマー』貴志祐介、角川書店、2007(○+)

『黒い家』『青の炎』の作家の日本推理作家協会賞を受賞した本格謎解きミステリ。解説代わりに掲載されていた法月綸太郎氏のインタビューが興味深かったので購入しました。 ある日曜日、港区の十二階建てのオフィスビルの最上階で、会社社長が何者かに撲殺さ…

『相棒 Season 7』「第5話 顔のない女神」

FM放送の人気DJ番組をもっている伊沢ローラの後番組を受け継ぐ予定だったDJ西田春香が、放送局から出てきたところを、男にナイフで刺殺された。その木下と言う男は「これで、いいんですよね」と呟く。ストーカーの犯行かと思われた。西田は土曜日には放送日…

『ミステリが読みたい! 2009年版』『このライトノベルがすごい! 2009』

ブックガイドとして購入。一年が過ぎるのは早い。『ミステリ』は、1位『運命の日』ルヘイン、2位『フロスト気質』ウィングフィールドかあ。ベスト20で既読は『ロジャー・マーガトロイドのしわざ』アデアのみでした。 『ライトノベル』は2位『とらドラ!』…

『GIANT KILLING 7・8巻』綱本将也・ツジトモ、講談社、2008

7巻・8巻とも大阪ガンナーズ編。で、まだ完結しません。ちょっとハーフタイムのときの達海の指示が曖昧すぎるなあと感じたけど、まだまだ面白い。椿をどのようにしてブレイクさせていくのか楽しみ。現在は脚の速さを特長としてるけど、1巻の冒頭ではむし…

『相棒 Season 7』「第4話 隣室の女」

死後5〜6年経った白骨死体が発見された。死体は小森という男で所持していた携帯メールにより不倫相手がいることが分かった。その不倫相手は、岸あけみという女で、警察は尋問したが、女は殺人を否認し、さらにその女の指紋と凶器についた指紋は一致せずあき…

『週刊東洋経済 2008年10月25日号』「特集 家族崩壊」

http://www.toyokeizai.net/shop/magazine/toyo/detail/BI/9c262e5c81efd57f6bb961065a94266f/ 書店にバックナンバーがあったので購入。発行時に買い忘れたもの。主に労働の側面から起こる家族崩壊について解説しています。 4つの側面として、1.非正規雇…

『とらドラ! 1〜9』竹宮ゆゆこ、アスキー・メディアワークス(◎)

ついにはまってしまいました。『このライトノベルがすごい!』で上位につけていたので、タイトルぐらいは知っていたのですが、たまたま深夜のアニメを見たら妙に面白くて、2ちゃんのアニメ版のスレを読んだところ、原作未読者には好評だけど原作既読者はア…

『相棒 Season 7』「第3話 沈黙のカナリア」

33歳と若い二世議員である衆議院議員・後藤のもとへ「死の制裁を」という内容の脅迫状が届けられ、その後、議員会館の事務所に届けられたものが爆発し、後藤の政策秘書・中村がその爆発で死んだ。しかし、爆弾といえるものがない。その後の現場検証と爆弾が…

『相棒 Season 7』「第1話 還流〜悪意の不在」

第1話の続き。兼高の共犯者の田坂は海外へ逃亡した。残された手帳には「シンガポール」「空」と書かれていた。カンボジアで地雷撤去をしていた兼高は以前殺人について黙秘。田坂をシンガポールで逮捕したしたのだが…。 途中、右京がモース警部ばりの妄想推…

『スポーツ・グラフィック ナンバー』715号

11月1日のヤマザキナビスコカップ:決勝の大分 vs 清水は、テレビで見ていましたが、よかったですねえ。双方のチームともから、サポーターからも、緊張感が伝わって、ゲームセットの笛を聞いたときは、感動に少し震えてしまいました。 大分のゲームを見たこ…