2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧
スタンリー・ヘイスティングズ・シリーズの第4作目。私が読んだのは1995年11月発行の第4刷だから、結構売れたのかな? 相変わらずの軽ハードボイルド小説です。絞殺魔に会いたい (ハヤカワ・ミステリ文庫)作者: パーネルホール,Parnell Hall,田中一江出版…
本書は、2006年の第27回吉川英治文学新人賞受賞作。エンタテインメント職人作家・今野敏氏のファンを超えて受け入れられた出世作なのでしょう。私にとっては初めての今野敏氏であります。警察小説の傑作ということで手にとってみました。隠蔽捜査 (新潮文庫)…
■『のだめカンタービレ #21』二ノ宮知子、講談社、2008 静かなる動きがあり。雑誌連載で読んでいる時はそれぞれ面白いのですが、単行本になるとまたひと味違います。のだめカンタービレ(21) (KC KISS)作者: 二ノ宮知子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/0…
短いものから長いものまで、身近なものから身近でないものまで、調べて文章にする、つまりノンフィクションの書き方を極めて分かりやすく説明したマニュアルで、このようなことを体系的に教えてもらってもいない、学んでもいない、観察して自己流にしていた…
ウールリッチの長篇18作のうちの第5作目の比較的初期の作品。また、いわゆる「黒(ブラック)」のシリーズの第3作目。私が読んだのはポケミスですが、なんと2005年に文庫化されています。黒い天使 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 373)作者: コーネル・ウー…
ベストセラー小説の書き方 (朝日文庫)作者: ディーン・R.クーンツ,Dean R. Koontz,大出健出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 1996/07メディア: 文庫購入: 70人 クリック: 386回この商品を含むブログ (94件) を見る 1980年代におけるエンターテイメント小説…
戦後からデビューし活躍した謎解きミステリ作家・鮎川哲也の第2あるいは3長篇。鮎川氏の代表作であり、謎解きミステリの年代をこえて読まれるべき傑作でしょう。 というのも、オリジナルのトリックが用いられているからです。このトリックは結構流用されて…
「ポニョ」の評論や感想が非常に多く、結構読んでいます。2ちゃんねる以外は。面白かった派も面白くなかった派もそれぞれ妥当ですよね。だって、どちらも宮崎駿氏の新作映画に対して、何を求めているか、その違いによって異なっているに過ぎないから。私は…
短編ミステリを読みたいと思い、昔、光文社から発行されていた海外ミステリ専門誌『EQ』(「エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジン」と呼ぶのか?)の1997年11月号を書棚の奥の奥のほうから引っ張り出してきた。通巻120号で創刊20周年記念特大号として特…
ミステリマガジン 2008年 05月号 [雑誌]出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2008/03/25メディア: 雑誌 クリック: 2回この商品を含むブログ (4件) を見る 関口苑生氏のエッセイが興味深かった。出版不況でことに海外ミステリの売れ行きの落ち込みが激しいこと…
幽霊 (ハヤカワ・ミステリ文庫―87分署シリーズ)作者: エドマクベイン,井上一夫出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1990/09メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る 87分署シリーズ全53作中第32作目。いつものリアリスティックなストーリー展開に加え…
沈黙博物館 (ちくま文庫)作者: 小川洋子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2004/06/10メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 11回この商品を含むブログ (63件) を見る 主人公の博物館専門技師の「僕」は、博物館の設立で呼ばれた。依頼者は100歳を超える「愚図…
以下の単行本2冊購入。ともに面白し。しかし、スポーツ物ばかりになってしまったなあ。これではダメですね…。■『GIANT KILLING 6巻』綱本将也・ツジトモ、講談社、2008GIANT KILLING(6) (モーニング KC)作者: ツジトモ,綱本将也出版社/メーカー: 講談社発売…