2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧
クックの最新刊。大学教授の妻が薬による自殺で発見された。しかし発見した大学教授の対応が不自然だったことから、検察は殺人と判断し、大学教授を訴える。本書は、その裁判の1日目から始まる。検察側は、大学教授が遺体発見時に落ち着いていたこと、遺書で…
荻原氏の作品は、『ハードボイルド・エッグ』『サニーサイドエッグ』が既読でそれぞれ面白かったのですが、何故か他の作品を手に取ることがなく、スルーしてきました。本書は、サラリーマンマンガは多くありますが(あれ、最近は少なくなっている? 具体例が…
正しくはミステリではなくエンタメです。前作の続きで、主人公の半沢直樹が証券会社に出向されたところから始まります。面白いです。一つひとつの台詞がテレビドラマと同じ配役、リズムで脳内で再生されました。 しかし、この人たちは本業をほっぽり出して(…
なんといっても特集の『夢の楽園「万歩書店」で遊ぼう!』ですよね。万歩書店には2007年9月にレンタカーで全部の店舗を回り、あまりのものすごさに酔ってしまいました。それから2回ほど本店に行ってます。仕事で岡山に出張したとき、夜しか時間がもてず、レ…
ロバート・クレイスは処女作の『モンキーズ・レインコート』が翻訳されたとき読んでいたのですが、ストーリーがよく理解できなくて、それも何度も遡ったにかかわらず、これは自分と相性が悪い作家に分類して、手に取らない作家に認定していました。 今回手に…
ミステリ雑誌に連載されたタイトル通りのテーマのエッセイをまとめたもの。作家になるプロセスがさまざまであることがわかります。そのなかで新人賞などのコンテストやベストランキングには向いていない作風だけれども、出版されてしまえば、ある程度のコン…
ブラジルW杯の日本代表監督のザッケローニ氏の通訳をしていた矢野氏の日記をまとめたもの。就任から解散までが書かれています。ザックにおける日本代表の評価を知るものであり、それはマスコミで発表したものと変わりません。ザック氏は本当に正直だったのだ…
『推定無罪』『法律事務所』が翻訳されたとき、リーガル・サスペンス・ミステリが流行って、多くの作品が翻訳されましたが、本書はその中の一つでした。翻訳時期が各種ベストテン企画の投票時期に都合がよくなかったため、各書評では評判がよかったにもかか…
本書はイギリス黄金期の作家の1人であるバークリーの代表作といわれています。私は本書が分厚いため、購入したまま、ずっと積ん読のままだったのですが、まあひと月ぐらいかかっても良いから、毎日少しずつ読み進めようと、何の予備知識もなく手に取りました…