ミステリを読む 専門書を語るブログ

「ほしいつ」です。専門書ときどき一般書の編集者で年間4~6冊出版しています。しかしここは海外ミステリが中心のブログです。

2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧

『破獄』吉村昭、新潮文庫、1983、1986ーー四度脱獄した男の物語とその時代

どうという理由もなく吉村昭が気になって、観なかったけれど先日ビートたけし主演でドラマ化された本書を購入。 読む前は脱獄だけの物語かと思っていましたが、実際には横糸として明治以降の戦争を通した刑務所の歴史にそって書かれていて、ある視点からの戦…

『職業としての「編集者」』片山一行、エイチアンドアイ、2015

本書のカバーに『ビジネス書の「伝説」を超えられる!』と書かれている通り、主にビジネス書の編集のためのノウハウ本。私も広い意味でマニュアル本を編集しているので非常に勉強になりました。実はこういうノウハウは本を読んでも、あまり身につなないもの…