ミステリを読む 専門書を語るブログ

「ほしいつ」です。専門書ときどき一般書の編集者で年間4~6冊出版しています。しかしここは海外ミステリが中心のブログです。

2024-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『象牙色の嘲笑〔新訳版〕』ロス・マクドナルド、小鷹信光、松下祥子(訳)、ハヤカワ・ミステリ文庫、1952、2016ーー後半の怒涛の展開は一気読み

私立探偵リュウ・アーチャー・シリーズの第4作目の作品。あまり初期と思っていなったけど、比較的初期作でした。前に『悪い男』をロス・マク的と書いたけど、本当にそうだったかなと確かめたくて手に取りました。本作は、昔、読んでいると思いますが、新訳さ…

『「少年ジャンプ」黄金のキセキ』後藤広喜、ホーム社、2018

著者は『少年ジャンプ』の創刊号から編集者としてかかわり元編集長の回顧録。後藤氏といえば、平松伸二氏の自伝漫画『そしてボクは外道マンになる』で主人公の初代担当で登場されています。『ジャンプ』の編集者の回顧録はおそらく3冊目で多いですね。それだ…