2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧
てっきりタイトルから毒親関係かなと思って手に取ったのですが、統合失調症の関連書でした。このような面白いエッセイコミックを読むと、エッセイコミックがしっかり一分野として確立されてるのがわかります。親子の物語であるとともに、夫婦の物語であり、…
戦前から戦後にかけて柔道日本一として君臨した柔術家の木村政彦の一生涯を追っていったノンフィクション。第43回大宅壮一ノンフィクション賞、第11回新潮ドキュメント賞受賞作で、非常に読み応えがあります。優れたノンフィクションには読者に幾通りもの読…
久住氏のエッセイを原作に土山氏が漫画化した作品。久住氏といえば『孤独のグルメ』、土山氏といえば『喧嘩ラーメン』『食キング』などの店商売としてのグルメコミックです。美味しそうに食べるシーンには、喉を鳴らさせるような独特の魅力があります。その…
『普通の家族がいちばん怖い』の岩村氏の1960年以前に生まれた人、1960年以降に生まれた人の生育・社会などの環境による「体験」が全く変わってしまったため、まったく異なる日本人のタイプが存在することを論理展開した本です。 期待して読んだのですが、19…
信長の時代にイエズス会宣教師ルイス・フロイスが、文化的なことから風俗的なことまで、ヨーロッパと日本と相違点をシンプルにまとめた資料的価値があるもので、拾い読みするだけでも面白いです。 たとえば「2 ヨーロッパ仁は大きな目を美しいとしている。…
池袋ジュンク堂の1階の新刊コーナーに売れている本の一つとして置かれていた新書です。ジュンク堂の新刊コーナーは新刊を出版したからといって無条件に置かれるわけではないんです。前著がベストセラーになったか、賞を受賞したか、書評などで評判を得たか…