本作は、雫井氏の5作目の作品。第7回大藪春彦賞受賞、第2回本屋大賞7位、週刊文春（ミステリーベストテン）第1位、2005年度「このミステリーがすごい!」第8位など、大いに評価を受けていたので気になっていましたが、雫井氏の作品は『火の粉』を読んだきりで…

サッカー日本代表の長谷部選手の、あえていえばエッセイ集で、私はそのように読みました。ほとんどメインの内容は、タイトル通り、長谷部流の精神的自己啓発マニュアルエッセイなのですが、今までのスポーツ選手にはあまり見られない「心を整える」という視…

「マクロス、そしていま出会うべきアニメたち――『劇場版マクロス』『あの花』『まどか☆マギカ』を観ろ！」が特集。『Cut』といえばずいぶん昔（20年ぐらい前だろうか）に、たけし、宮崎駿などの特集号を購入して以来です。今回『Cut』がアニメの特集をするほ…

スタジオジブリのプロデューサーの鈴木敏夫氏のジブリが設立した経緯と現在までの過程を自らの仕事と重ね合わせて、語り下ろしたもの。宮崎氏・高畑氏との出会いとちょっとしたジブリの歴史、『アニメージュ』編集長の尾形氏、徳間書店社長の徳間氏のことを…

『こころの科学』はおそらく心理学関係者を対象とした雑誌ですが、特集によっては私のような素人が読んでも面白いことがあります。ことに私はワンテーマを複数の執筆者がそれぞれの立場から論を展開しているのが好きなので。この特集は2年前と古いのですが、…

ハリー・ボッシュ・シリーズ第6作目の作品。黒人の人権派弁護士でしばしば警察の裁判上の的になっているエライアスが、ケーブルカー「エンジェルズ・フライト」というケーブルカーの頂上駅で臀部（尻の穴）、顔面、後頭部などを銃で撃たれ殺された。マスコミ…