2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧
タイトル通り、「とらドラ!」関連の小説・アニメ・マンガ・ゲームについてのレビュー&ガイドブック。著者インタビューが見開き2ページ(これはメールインタビューなのかな?)、アニメ監督の長井氏+シリーズ構成の岡田氏の対談6ページ、あと各雑誌に掲…
いろんな書店に行ってはマンガコーナーをみて、ようやく手に入った第3巻。小説版の2巻をコミカライズしたもの。 4巻収録の「ひみつメランコリー」もめちゃ良かったです。マンガより原作小説を先に読む主義なのですが、我慢しきれず読んでしまいました。小…
中学生の少年と少女が主人公のSF青春ラブストーリー。どこか自身のない受け身の主人公の男の子、少し精神的にも肉体的にも普通と異なり虚弱なところがある女の子、妙に自信家で行動力があり頭の良い、超常現象好きの主人公の親友の男の子など、また、どこか…
メタ認知とは、「認知についての認知」と定義される。この特集は、その基礎的な知識から、教育現場におけるメタ認知の育成の方法まで、幅広くとらえられている論文集。その内容は専門用語が多く難しいので、興味のあるものだけ流し読みです。 とくに興味深か…
本書は、アメリカのネオ・ハードボイルド小説の系譜を継ぐ私立探偵ジェイコブ・アッシュ・シリーズの第5作目の作品。 インターネットでこのシリーズについて調べてみたところ、Mystery*file(Death Noted: ARTHUR LYONS (1946-2008) http://mysteryfile.co…
バーサ・クール&ドナルド・ラム・シリーズ全29作中12作目の作品。 ビアトリース・ボールウィンという若い女性の依頼は難しいものだった。自分の叔父の不動産会社社長であるジェラルド・ボールウィンが、その妻のダフネがジェラルドに毒殺しようと企んでいる…
本書の発行当時、さまざまな書評で好意的に取りあげられていたので、わたしは書名だけ記憶していて、書店や図書館の文芸評論のコーナーで軽く探してみたものの見つけることができなかったものです。先日、新書の棚で偶然見かけたときは、単行本だと思ってい…
本書は、小説などにかかわる文芸作品について、盗作事件となったものを集めたもの。このような側面から書くのは、非常に難しいけれど、筆者がとてもニュートラルな視点にたっていて、人間の嫌なエゴ的な部分がむき出しにならず、報じられたことのみを掲載し…
元刑事のフリーライター柚木草平シリーズ第4作目の作品。このシリーズは、主人公柚木草平の軽い性格、バランスの良い正義感、別れた女房と娘とのちょっと複雑な関係など、エンタメ主人公として、ある意味ストライクゾーンにうまくはまっているところが魅力…
結城昌治の処女作。純粋な謎解きミステリ。評判が高かったものの、なかなか手にはいることなく、スルーしていましたが、創元推理文庫で復刊されたものを読みました。 この創元推理文庫の復刊のシリーズは、先日取りあげた『切断』のその一つで、非常に嬉しい…
小学館101新書の創刊8番目。 新書などのシリーズの場合、書店において、お客の目に付く場所に置いてもらったり、差しでもいいから長く置いてもらいたいものです。そのためには、そのシリーズの書店に置いてもらうスペースをとらなくてはなりません。 それに…
評判がよかったにもかかわらず何故か手を出していなかったヘニング・マンケル。警察小説のシリーズがあるのは知っていたものの、ベスト10に入るほどではなかったためなんですけど。本作は、スエーデンを舞台にしたハードボイルド警察小説。 37歳の警察官のス…