2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧
私立探偵モウゼズ・ワインを主人公にしたシリーズのひとつ。シリーズが全部でいくつ出版されているかをネットで調べてみましたが、不明でした。ウィキペディア(http://en.wikipedia.org/wiki/Roger_L._Simon)によると、以下の書籍を出版しているらしい。 D…
特集が「福祉と科学の新しい関係――身体・脳・マシン」というもの。「バリアフリー科学のすすめ」「脳科学からの提案」「脳損傷による知性と感性の乖離」「脳と機械をむすぶ」「人工内耳と脳の柔らかな関係」「バリアフリーとヴァーチャル・リアリティ」「視…
「脳は孤立した存在ではなく、身体を支配し、逆に身体に支配されます」(5ページより)という、いわゆる認知心理学(でいいのかな?)の入門書。「身体(姿勢、感覚器)を通した外界との相互作用の経験の総体=順応の過程」を意味する「脳の来歴」が重要で…
サブタイトルに「都筑道夫モダンホラー・コレクション」とある25編のショート・ホラー小説集。 「阿蘭陀すてれん」「高い窓」「かくれんぼ」「古いトランク」「燭台」「青信号」「神になった男」「人形の家」「猫の手」「片腕」「髑髏盃」「妙な電話」「超能…
殊能将之氏の第7作目の作品にして最新作。珠能先生の作品は、一筋縄ではいかず、肩すかしを喰らわせられます。また、特徴的で魅力的なのは文体なのではないでしょうか。シンプルで全く情緒的ではなく、そのうえ一つの言葉に複数の意味をもっているかのよう…
第29回講談社ノンフィクション賞、第28回日本SF大賞、第34回大佛次郎賞、第61回日本推理作家協会賞 評論その他の部門などを受賞したノンフィクション。作家の伝記+日本SF小説史+日本戦後史などさまざまな視点から愉しむことができます。 気になったとこ…
本書は、北村薫さんが早稲田大学文学部で行った「表現の授業」をまとめたものです。まえがきによると、講義そのものは生徒作の掌編小説を読んでの検討が6〜7割を占めており、本書はそれらの前提にある総論的なところを使用しているそうです。したがって、…
アンドルー・ダルジール警視・シリーズ全21作中10作目の作品。 3年前にイギリスの田舎の炭坑町で起きた幼女失踪事件。その犯人は遺書を残し自殺を遂げていた。しかし、そのなかの幼女行方不明事件の犯人と村の中で噂される男がいた。その事件の真相をあぶり…
『火星人・ゴー・ホーム』などのSF作家として名高いフレドリック・ブラウンの長編ミステリで比較的初期の作品。カバーの紹介文では、「『不思議の国のアリス』で始まり、アリスで幕を閉じる鬼才ブラウンの異色長編」と書かれておりますが、ミステリのスタイ…
ショパン・コンクールの続きで、まだ第一次予選でカイの演奏から合格者発表まで。雑誌で思い出したように連載されていたときは、なかなか進まないなあと思っていましたが、こうして炭坑暮雲に一冊でまとまってみると、それを感じさせません。 コンクールでス…
この雑誌を購入するのは、おそらく2回目。「特集 1979 COMIC REVOLUTION――ニューウェーブという時代」という特集に惹かれての購入です。 内容は、江口寿史氏と浦沢直樹氏、いしかわじゅん氏と村上和彦氏の対談、ニューウェーブ・キイワード事典で、目新しい…
「なぜあなたは太り、あの人はやせるのか」「教師の質はなぜ低下したのか」「セット販売商品はお買い得か」「銀行はなぜ担保をとるのか」「お金の節約が効率を悪化させる」「解雇規制は労働者を守ったのか」などの問題について、27のケースごとに、経済学の…
■『週刊 ダイヤモンド 2009年 9/5号』 ダイヤモンド社、2009 特集は「ニッポンの団地―都会の限界集落化に歯止めをかけろ!」というもの。興味のあったテーマ。ビジネス系の雑誌は、新書のようにワンテーマ・ビジュアルで見せてくれるので有り難いです。 個人…
私は、とにかく整理が下手なので、下記2冊を購入して勉強。すでにいくつかは実践しておりましたが。以下がポイントですね。・すべての文書はデータ化する。文書でとっておかない。私は原稿やゲラはすべてPDFファイルにして保存しています。スキャンするのに…
C・J・ボックスは講談社文庫などから邦訳されたものが数点ありますが、私は読むのは初めて。書評などでも引っかからなかったと思われます。本書は、2009年度のアメリカ探偵作家クラブ(MWA)最優秀長編賞受賞作ということで、引っかかりました。 端的にいっ…
弁護士ペリイ・メイスン・シリーズ全82作中37作目の作品。 脊髄損傷の女性の看護ケアをするために雇われた看護婦ネリーが、ペリー・メイスンのもとへ、殺人を防ぐにはどうしたらよいかという相談で訪れた。ネリーは、自分の雇い主であるベインが、500ドルの…