2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧
バーサ・クール&ドナルド・ラム・シリーズ全29作中、17番目の作品。 パーティで酔っ払った男が、若い女と一緒にホテルに行って、その女との情事がばれたくなければ金を払え、という脅迫の手紙が届いたので、どうにかしてほしいという依頼があった。その脅迫…
久しぶりの奥田英朗氏の作品。本作は新聞連載時から評判を知っていて、いつか読もうと思っている内に時間が経ってしまいました。奥田氏の作品は、ギャグも良いけれど、犯罪小説系でしたら読みたいと思うので、本作のような構成・タッチで、エルロイのような…
綾辻氏の第4作目の作品(出版リストが出ているあとがきは便利だね)。本書が出版された当時、私は社会派には興味を持っていなかったものの、新本格派には入れ込んでいませんでした。それでも、『館シリーズ』の謎解き派が、本書のような謎解きとは別のミステ…
毎年行われている、新書大賞ですが、すっかり忘れていました。こういうのは、なるべく追っかけておきたいですね。 まあ毎年書いていることですが、最近の新書は読み応えがあるものがなく、もっとある事柄の基礎文献となるものが欲しいです。昔のリメイクでも…
コリン・デクスターのモース主任警部シリーズ・全13作中に第9作目の作品。残りは少なくなってきました。本作は、英国推理作家協会賞ゴールド・ダカー受賞作ということは、トップの作品ですね。トリックそのものは、そういう作品です。 休暇でホテルに滞在し…
『少年ジャンプ』で立ち上げから編集を、『ヤングジャンプ』でも立ち上げから編集し、10年間編集長を担当し、その後、白泉社に移籍し『ヤングアニマル』に携わった名編集者のインタビューによる自叙伝です。これまで、『少年ジャンプ』はどのように編集され…
竹宮ゆゆこ氏の新潮文庫2作目の作品。書店で見かけて、帯の文句と推薦文に惹かれて購入しました。「小説の新たな煌めきを示す、記念碑的傑作」と編集者に書かせる作品なのか……と。 あまりじっくり進む内容ではないので、他の書籍を挟みながら、少しずつ読ん…