ミステリを読む 専門書を語るブログ

「ほしいつ」です。専門書ときどき一般書の編集者で年間4~6冊出版しています。しかしここは海外ミステリが中心のブログです。

『坂の上の雲〈6〉』司馬 遼太郎,文藝春秋,1999-02(○)

坂の上の雲〈6〉 (文春文庫)

坂の上の雲〈6〉 (文春文庫)

 日露戦争において,旅順を陥落した日本軍は,今度は極寒の冬の満州で逆襲に合うものの,ロシアに比し戦力が少なく,劣勢を強いられていた。その戦いの中で,一人の日本人がヨーロッパでロシアの制圧下にある東欧の国々で独立戦争を画策する。一方,バルチック艦隊がヨーロッパから喜望峰を通過して,苦労して燃料の石炭を補給をして日本に向かっていた。