- 作者: 連城三紀彦
- 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
- 発売日: 1999/01
- メディア: 文庫
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連城三紀彦氏の長篇ミステリ。初出は1986年発行。恐ろしくも凝りに凝ったシチュエーションで不可能性ミステリを展開します。騙しのテクニックも今でも通用する内容ですね。年間ベスト10などには入るのではないでしょうか。
世界的ファッションモデルの私を殺したい程憎んでいる人間は七人いる――。男が四人、女が三人。私はそのなかの“誰か”をマンションに呼び、わざと毒入りの酒を注ぎ、私に飲ませることで“誰か”を殺人者にした。その七人全部がみな自分が殺したと思っていた。その誰かはいったい誰なのか? 何故、私はそんなことをしたのか?