ミステリを読む 専門書を語るブログ

「ほしいつ」です。専門書ときどき一般書の編集者で年間4~6冊出版しています。しかしここは海外ミステリが中心のブログです。

『海街diary 2 真昼の月』吉田秋生、小学館、2008

 池袋のジュンク堂で購入。このシリーズの原画展やってましたね。カラーページのものがあって、雑誌連載を読んでいない私にはよかったです。

 1巻と同様、4つの短編が収録されており、相変わらずうまいなあと感心したり。中学生の恋愛話のところなど、昔の氷室冴子の作品を思い出したり。やっぱり長女の視点でみちゃうなあと自らの歳を感じたり。

 身内に関する微妙な感情をうまく描写したものなど、ため息つくほど身につまされてしまうマンガってほとんどないから、大人には受けるでしょう。今の高校生ぐらいが読んでどう思うのかな? おそらく、この巻でなんかしらの賞をとりますね。ほとんど文芸の世界で、レベル違うもんなあ。

海街diary(うみまちダイアリー)2 真昼の月(フラワーコミックス)

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