ミステリを読む 専門書を語るブログ

「ほしいつ」です。専門書ときどき一般書の編集者で年間4~6冊出版しています。しかしここは海外ミステリが中心のブログです。

いまさらのお話

  • 中央公論』が2010年1月号より小説の連載が始まっていた。こういうオピニオン誌に必要なのかなと思う。これは、団塊世代以上のみを読者対象として考えるという意味なのかな? まあ、いいんだけど、もっと若い人を対象にしたオピニオン誌が欲しいな。
  • 本の雑誌 2010年3月号』の「特集 いま書評はどうなっておるのか!」は面白かった。絲山秋子氏と豊崎由美氏の「書評採点ページを作ってくれぃ!」というのは実現しないのかな。ミステリの書評でも私に合わない人がいるからね。
  • 『ミステリマガジン』の編集も迷走しているなあ。昔の文芸誌に戻ってどうするんでしょう? いまさらハメットはないよなあ。もっとミステリ入門かつマニアも愉しめるコーナーを入れたらよいのに。あと、文芸しか語れない書評家は興味をもてないよ。結局印象で語っているだけだし。もっと科学、心理学、社会学民俗学などの異文化の視点を入れた書評を読んでみたい。ライトノベルなどの多ジャンルを加えてもいいよね。翻訳ミステリ応援団はいろいろな意味で愉しかった。