ミステリを読む 専門書を語るブログ

「ほしいつ」です。専門書ときどき一般書の編集者で年間4~6冊出版しています。しかしここは海外ミステリが中心のブログです。

「特集 ポケミス60周年記念号」『ミステリマガジン 2013年 11月号』2013

 特集で71名にポケミスベスト3を挙げるアンケートを行い発表されています。口絵にそれらを集計した(らしい)ベスト10が並べられているのですが、その中で私が既読なのは5作品。しかしそれも文庫がほとんどで、ポケミスで読んだのは1作品のみでした。残り5作品はこれから読みます。

 私にとってミステリを読むのは第一選択として文庫であって、それは文庫落ちを待って追っていました。そのほうが面白い作品である確率が高いのですから。ポケミスは文庫に確実にならないもの+作風が好みのものを手に取るだけなので、あまりたくさんは読んでいません。そういう私が、文庫になっていない縛りを設けてベスト3を選択したとしたら、『ギャルトン事件』『スティーム・ピッグ』『熱い十字架』ですね。スレッサー文庫落ちていなければ選んだのですが。

 しかしポケミスは文字の組版が読みやすいのがよいですね。昔の作品でも、クリームの用紙のためなのか、活字の太さのためなのか、よく分からないのですが、今でも字を大きくすることなく読むことができます。

スティーム・ピッグ (1977年) (世界ミステリシリーズ)

スティーム・ピッグ (1977年) (世界ミステリシリーズ)

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