ミステリを読む 専門書を語るブログ

「ほしいつ」です。専門書ときどき一般書の編集者で年間4~6冊出版しています。しかしここは海外ミステリが中心のブログです。

『これが「演出」なのだっ――天才アニメ監督のノウハウ』大地丙太郎,講談社,2009/08

 アニメ監督大地氏によるアニメ監督、演出論。まあ、「論」というほどではないけれど。最近、アニメを見るようになって、監督・脚本・演出・絵コンテ・作画監督などの役割がどのようになっているのか、それを知りたくて手にとりました。実際、大地監督作品は「おじゃる丸」ぐらいしか知らないので……、それがネックでしたね。

 とつるつると読んでいたら、アニメ「迷い猫オーバーラン!」を変な演出だなあと見ていると、ラストに監督の表記! うーん、振り返ってみれば、本書に書かれている演出と同じでした。例えば、卓球のシーンなどね。でも、あーいうのって、変だけど面白いというのかなあ、変で面白いといえるかも。