33歳と若い二世議員である衆議院議員・後藤のもとへ「死の制裁を」という内容の脅迫状が届けられ、その後、議員会館の事務所に届けられたものが爆発し、後藤の政策秘書・中村がその爆発で死んだ。しかし、爆弾といえるものがない。その後の現場検証と爆弾が持ち込まれた形跡がないことにより、その爆弾は、バイナリ式爆弾(2種類の物質を混合させて爆発させる爆弾)と推測する。右京と薫は、胡蝶蘭の鉢の土と栄養剤の混合による爆弾ではないかと考え、胡蝶蘭を管理する会社の捜査にあたるのだが…。それにより、犯人は判明し捜査にかかるのだが、その犯行内容と後藤のやんちゃな過去から、犯人は内部にいるのではないかと推理する右京。
容疑者は少ないのですが、物語の展開のテンポがよく、次々と事実を繰り出すため、犯人は誰かと考える前にキレイにダマされました。厳密にいうと、死傷者にフェアではないかなと感じますが、犯人とその犯罪そのものの意外性と因縁に☆☆☆☆です。
ところで、このシーズン7は他のシーズンと較べて何となく暗い感じがします。やはり薫の運命のせいでしょうかねえ。