- 作者: 永江朗
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/10/18
- メディア: 新書
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インタビューの準備など方法論について詳細に書かれておりますので,とても役立つでしょう。…これからは,ノートをA5のリング式のものにします。
以下,著者が述べたいことと少し異なるのですが,興味深かったところをピックアップします。
●『AV女優 (文春文庫)』の著者である永沢光雄氏について―「あるポルノ誌のライターは『永沢さんは僕らにとって中田英寿みたいな存在ですから』と語っていた」(197ページ)
●糸井重里氏のインタビュー本とその方法について―「糸井のスタイルには彼のコピーライターとしての特性がよくあらわれている。コピーライターの仕事とは,商品の宣伝文句を考えることではない。そのプロジェクトに関わる人々をつなぎ,プロジェクトに明確な方向(言葉)を与えていくのがコピーライターである」(205ページ)
とくに,コピーライターの仕事については,なるほどと思わず相槌をついてしまいました。恥ずかしいことなんですけどね。コピーって,語呂のよい言葉を考えることだけではないんですよね。考えてみればそのとおり。
他にも,重松清氏のゴーストライター本の作り方などが,よいエピソードがありました。