生きにくい子どもたち―カウンセリング日誌から (今ここに生きる子ども)
- 作者: 岩宮恵子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1997/03/14
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (4件) を見る
たとえば,十歳の少女アリサは,自分の唾液すら飲み込むことができず,チューブを入れて栄養をとっている拒食症とも神経性食思不振症ともいわれている症状を起こしています。この少女に対して,カウンセリング・アプローチを用いて,時には対応ミスをしながらも,少しずつ症状を和らげていきます。
子ども時代は誰でも「異界」をもっているというよりは,「異界」をもつことによって,バランスを保って,なんとか生きてのびているんでしょうね。そんなことを思い出しました。