ミステリを読む 専門書を語るブログ

「ほしいつ」です。専門書ときどき一般書の編集者で年間4~6冊出版しています。しかしここは海外ミステリが中心のブログです。

『青ひげの花嫁』

牧師の娘,音楽家,占い師,謎の男ビューリーと結婚した女たちが次々と消えた事件に,住民は“青ひげ”出現と震え上がった。しかもビューリーは警官の張り込みのなか,死体と共に忽然と姿を消したのだ。11年後,ある俳優のもとに何者かから脚本が送られてきた。それは,警官しか知りえないビューリー事件の詳細を記した殺人劇の台本だった。(カバーのストーリー紹介より転載)

カーはいくつか読んでいるけど,これはよく分かりませんでした。トリックもあれでよいのでしょうか? 面白いのでしょうか? 私の読解力が足りないのでしょうか? まあ通勤途中,毎日少しずつ読んでいたせいかも知れませんが。

解説も執筆当時の殺人犯罪の紹介をしていて,一見力が入っているように見えますが,カーの略歴にも本書の内容にもまったく触れておりませんでした。つまり,そういう出来の作品っていうことなんですかね。